ダランベール法とは? | 使い方&シミュレーション

ダランベール法とは? | 使い方&シミュレーション

ダランベール法とは?

フランスの数学者ジャン・ル・ロン・ダランベールが考案したとされるカジノゲーム攻略法、システムベットの一つです。
ピラミッド法とも呼ばれる数学的に計算された投資法で、勝利確率が約50%で、等倍の配当(2倍の払い戻し)を得られるゲームに使用できます。

ゲーム例

バカラブラックジャックルーレットのイーブンマネベット(赤黒、偶数奇数、大小など)

使い方は極めてシンプルで、うまく活用できれば安定的な利益を得る事が出来ます。
オンラインカジノで利益を得ようと思うのであれば、知っておいて損のない攻略法です。

ダランベール法の使い方

手順1:スタート時の賭け金と増減単位を決める

※『単位』はいくらでも構いませんが、勝っても負けても1単位ずつベット額が増減するので、所持金の額も考慮して無理のない金額を設定しましょう。

手順2:手順1で設定したスタート時の賭け金でゲームを始める

ダランベール法では、必ず手順1で決めたベット額からスタートします。
スタート時の賭け金を高めに設定する事で、勝利時の利益も大きくなりますが、負けた時のリスクも高まります。
どの程度の利益を得たいか目標を設定した上でバランスを考えた金額から始めましょう。

手順3:以下のルールに従って、ゲームを進める

ルール
  • 負けたらベット額を一単位引き上げる。
  • 勝ったらベット額を一単位引き下げる。

勝ったら賭け金を下げていくので、連勝すればするほど賭け金は小さくなっていきます。
次回のベット額が0になってしまう時は、1単位で賭け続けるか、初期ベット額からリスタートします。

次回のベット額が0になる際の例

状況:初期ベット額5ドル、1単位1ドルでゲームをスタートし、次回ベット額が「0」になってしまう。

  • 1単位の1ドルを賭け続ける(リスクは少ないが、利益の増加はゆるやか)
  • 初期ベット額の5ドルにベット額を戻しダランベール法をやり直す(リスクはあるが、利益の増加も早い)

これだけ覚えておけば、ダランベール法を使ってプレーする事ができます。

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ダランベール法のメリットデメリット

ダランベール法のメリット

ダランベール法は賭け金の増減が緩やかです。
多少負けが続いても、一気に賭け金が跳ね上がってしまうというリスクはありません。
増えるのは常に1単位ずつです。

一回の勝利で損失を全て取り返すといった事はできませんが、リスクを回避しつつ着実に収益を積み重ねられます。
そのため、資金が比較的少ない状態からでも使用できる攻略法と言って良いかもしれません。

ダランベール法のデメリット

賭け金の増減がゆるやかだという特徴は、デメリットとしても作用します。

上昇スピードはゆるやかであっても、勝敗の状況によっては賭け金が、かなりの高額になってしまう事は少なくありません。
一旦高額になってしまうと、なかなか賭け金を下げる事ができず、高額でのベットを続けざるを得なくなってしまいます。

その点がダランベール法の最大のデメリットです。
また、上手くいっている時の収支の上昇も緩やかなので、ある程度の利益を得るまでには、それなりの時間(ゲーム数)が必要なのもデメリットと言えるでしょう。

ダランベール法シミュレーション

ゲーム数賭金($)勝敗払戻し($)収支($)
11負け0-1
22勝ち41
31負け00
42負け0-2
53負け0-5
64負け0-9
75勝ち10-4
84負け0-8
95負け0-13
106勝ち12-7
115勝ち10-2
124勝ち82
133勝ち65
142負け03
153勝ち66
162負け04
173負け01
184勝ち85
193負け02
204勝ち86

初期ベット額を1ドル、増減ベット単位を1ドルに設定しダランベール法を使って20ゲームをプレイしました。
ゲームはバカラ、賭ける対象はプレイヤーに設定しています。

9勝11敗(引き分けはカウントせず)と負け越してしまいましたが、6ドルのプラス収支です。
この様にダランベール法では、負け越しても利益を得られる事があります。

3ゲーム目から9ゲーム目は1勝6敗と負けが続く状況で、収支もマイナス13ドルまで落ち込みました。
ですが、その後の4連勝で取り戻しています。

この様に損失を一気に取り戻そうとせず、何度かに分けて少しずつ取り戻していくのがダランベール法です。
それによって、賭け金が一気に上昇してしまうリスクを回避していると言えます。

しかし、連敗や勝ち負けが入り組んだ状況などでベット額が上昇してしまうと、それに見合う数の連勝が無ければ、容易にベット額は下がりません。
高額ベットでの負けは収支を一気に転落させるという悪循環を引き起こします。

ダランベール法をマーチンゲール法と比較

同じゲーム結果を、負けたら賭け金を倍にしていくマーチンゲール法に当てはめてみました。

ゲーム数賭金($)勝敗払戻し($)収支($)
11負け0-1
22勝ち41
31負け00
42負け0-2
54負け0-6
68負け0-14
716勝ち322
81負け01
92負け0-1
104勝ち83
115勝ち108
121勝ち29
131勝ち210
141負け09
152勝ち411
161負け010
172負け08
184勝ち812
191負け011
202勝ち413

7ゲーム目で、賭け金は16ドルと一気に大きくなりますが、一回の勝利で収支はプラスに転じています。
この様にマーチンゲール法は賭け金の上昇が急激だというリスクがありますが、一度の勝利で損失を取り戻せるという強みがあります。

極端な例ですが、それぞれの攻略法を使い9連敗を想定して収支を計算してみました。
※共に初期ベットは1ドル、ダランベール法は1単位を1ドルとしました。

ダランベール法マーチンゲール法
ゲーム数賭金($)勝敗払戻し($)収支($)勝敗払戻し($)収支($)
11負け0-110-1
22負け0-320-3
33負け0-640-7
44負け0-1080-15
55負け0-15160-31
66負け0-21320-63
77負け0-28640-127
88負け0-361280-255
99負け0-452560-511
1010勝ち20-3551210241
119勝ち18-26122
128勝ち16-18123
137勝ち14-11124
146勝ち12-5125
155勝ち100126
164勝ち84127
173勝ち67128
182勝ち49129
191勝ち2101210

9連敗後、10ゲーム目ではダランベール法の賭け金は10ドルですが、マーチンゲール法では512ドルになっています。
しかしマーチンゲール法は一回の勝利で損失を取り戻せます。

一方のダランベール法では、その後6連勝で損失を取り戻し、10連勝した19ゲーム目でベット額を初期ベット額の1ドルに戻せました。
このシミュレーションでは19ゲームを終えて共に収支はプラス10ドルですが、そこに至る経緯は、それぞれの攻略法の特徴が如実に表れています。

ダランベール法まとめ

ダランベール法は、複雑な計算も必要なく、気軽に挑戦できる攻略法です。
うまく活用できれば、比較的少ない資金からでも利益を得られる可能性があります。

しかし極端な連敗や入り組んだ勝敗などによって、賭け金が上昇してしまい、なかなか下げる事が出来ない事もあります。
全ての攻略法に言える事ですが、その特徴を充分に理解した上でのご使用をおすすめします。

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