モンテカルロ法とは? | 使い方&シミュレーション

モンテカルロ法とは? | 使い方&シミュレーション

モンテカルロ法とは

モナコ公国のモンテカルロは国営のカジノが有名な観光地です。
そのモンテカルロのカジノを破産させた事が名前の由来だという伝説のある攻略法がモンテカルロ法です。

元々は数値計算や乱数を用いて行う数学的手法のことで、それをギャンブルで利益を得る為に応用したという認識が正しいと思います。
数学的理論がベースになっている事もあり、手順は若干複雑ですが、実践してみると、それほど難しいわけではありません。

比較的リスクが低く、徐々に損失を回収できると言われており、攻略法としてはマーチンゲール法と並んで代表的なシステムベットです。

ただし、特別な暗算能力がないとメモへの記録は必須です。
したがって、普通のプレイヤーがランドカジノで使用するのは難しく、オンラインカジノに最適なベット方法だと言えるでしょう。

モンテカルロ法の賭け方

ベット金額を決める為の数列を作り、勝敗の結果により、数列を書き加えたり消したりしていきます。
最終的に数列の数字が無くなるか、残り一個になれば1セット終了で、利益が発生しています。
勝率が約50%、配当が等倍(払戻2倍)、もしくは勝率約33%配当が2倍(払戻3倍)のゲームに有効な攻略法です。

手順1 数列を作り、ベット単位を決める

メモに【1・2・3】と数列を記録します。
ベット単位とは、一回のベットで賭け金を増減する際の最小単位です。
ベット単位を$1に設定した場合、数列の数字がそのまま賭け金の数字となります。

例えば単位を$5に設定した場合は、数列に5を掛けたものが賭け金となります。
設定単位を大きくすれば勝った時の利益も大きくなりますが、失敗した場合の損失もおおきくなり、また賭け金がテーブルリミットを超過してしまうリスクも大きくなります。

手順2 数列の両端の数字を足した額をベットする

【1・2・3】の両端2+3=4が最初の賭け金になります。
ベット単位が5の場合4×5=20が賭け金です。

手順3-1 勝利した場合 数列の数字を両端から消していく

ここからの手順は払戻2倍のゲームと、払戻3倍のゲームで少し違ってきます。

勝率が約50%、配当が等倍(払戻2倍)のゲームの場合:
バカラ・ブラックジャック・ルーレットの赤黒など

数列の両端の数字を一つずつ(計2つ)消す。
1・2・3

勝率約33% 配当が2倍(払戻3倍)のゲームの場合:
ルーレットのダズンベットなど

数列の数字を両端から2つずつ(計4つ)消す。
1・2・3

どちらの場合も「数列の数字が無くなるか、残り一個になる」という条件を満たしているので、1セット終了です。
当然ですが、どちらの場合も利益が発生しています。

手順3-2 負けた場合 ベット額の元となった数字を数列の右に記録する。

$4を賭けて負けたので、その数値「4」を数列に書き加えます。
数列は【1・2・3・4】となり、次のゲームでは両端の1と4を足した数字「5」がベット額となります。
※ベット単位を5に設定していた場合は、賭け金の20ではなく乗算前の「4」を書き加えます。

手順・まとめ

以降は手順2と3の繰り返しになります。

〇負けた時は数列に数字を書き加える。
〇勝った時は数列の数字を消す。 (払戻2倍のゲームでは両端から一つづつ計2つ、払戻倍率3倍のゲームでは両端から2つずつ計4つ)

これを繰り返し1セットが終了すれば利益が発生しています。
終了した後は、また手順1から始めます。

以上がモンテカルロ法の基本的な賭け方です。

モンテカルロ法のメリット・デメリット

メリット

理論値通りの結果(払戻2倍なら約50%、3倍なら約33%の勝率)を出すことが出来れば利益が発生する。
他の攻略法に比べ比較的リスクが低い。

デメリット

手順が複雑なのでメモへの記録が必要。
連敗が続いたり、勝ち負けのバランスが悪く1セットが完了できないと賭け金が高額になる。

モンテカルロ法の実践例

払戻2倍のゲーム、バカラでの実践例

ゲーム数賭金($)勝敗払戻し($)収支($)数列終了後の数列
14負け0-41・2・31・2・3・4
25勝ち1011・2・3・41・2・3・4
35負け0-42・32・3・5
47勝ち1432・3・52・3・5(完了)

2勝2敗となり、4ゲームで数列の数字が一つになりモンテカルロ法の1セットが終了しました。
$3のプラス収支です。

払戻3倍のゲーム、ルーレット(コラムベット)での実践例

ゲーム数賭金($)勝敗払戻し($)収支($)数列終了後の数列
14負け0-41・2・31・2・3・4
25負け0-91・2・3・41・2・3・4・5
36負け0-151・2・3・4・51・2・3・4・5・6
47勝ち21-11・2・3・4・5・612・3・4・56
57勝ち21133・434(完了)

3連敗後の二連勝で数列が消え、モンテカルロ法の1セットが終了しました。
$13のプラス収支です。

モンテカルロ法の実践を終えて思うこと

実践例でも明らかなように、モンテカルロ法は終了できれば、確実に利益が発生します。
また、損失を一度のプレイで取り戻すマーチンゲール法と違い、徐々に取り戻していくので、1ゲーム毎のベット額の増加は比較的緩やかです。

ただし、比較的緩やかとは言っても、連敗が重なれば数列は長くなり、賭け金は大きくなります。
また、一度の勝利で取り戻せるわけではないので、連敗をしてしまうと1セットを終了させる為にはある程度の数の勝利が必要になります。

どれだけ1セットのゲーム数が多くなったとしても、終了させる事が出来れば利益は得られます。
ですが、所持金が尽きてしまったり、ベット額がテーブルリミットを超えてしまえばモンテカルロ法は終了できません。

モンテカルロ法が優れた攻略法である事は間違いありませんが、リスクもある事を理解した上で使用をおすすめします。

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