今回は『カジノジャンボリー』で『ベットオンポーカー』をプレイしてみます。
※ポーカーの基本ルールを知りたい方はこちら
ベットオンポーカーってなに?
このゲームはポーカーに参加するのではなく、ポーカーをしている6人のプレイヤーのうち、誰が勝つかを予想するゲームです。
バカラをイメージすると分かりやすいかもしれません。
バカラの場合はプレイヤーとバンカーだけですが、このゲームでは6人のプレイヤーがいます。
ベットオンポーカーでは、三回のベッティングタイムがあり、どのタイミングからでも賭ける事ができます。
それぞれ賭け方にコツがあるので順を追って説明しましょう。
ゲームの流れ
ファーストベット
まずは全くカードが配られていない状態でベットをします。
どのポジションにどんなカードが配られるのか全く分かりませんから、「勘」で賭けるしかありません。
何処に賭けてもオッズは5.29倍で、どのポジションが有利とかは全くありません。
上の画像のように複数のポジションにベットする事も可能です。
セカンドベット
二枚ずつカードが配られた状態で二度目のベットが行なわれます。
このカードはポケットカードと呼ばれ、各ハンドの持ち札です。
オッズはカードの組み合わせによって変動します。
この時点では残りのカード次第で、どうにでもゲームは動くので、オッズにそれほど大きな差がつかない場合が多いです。
よほど特殊な場合を除いて、どのハンドにも勝つ可能性はあります。
敢えて高配当の(この時点では弱そうな)ハンドを狙って賭けるという選択肢もあると思います。
サードベット
3枚のフロップカードがオープンされ、三回目のベッティングタイムになります。
このフロップカードと、この後にオープンされるターンカード、リバーカードは<コミュニティーカードと呼ばれる共通のカードです。
コミュニティーカードとポケットカードを組み合わせて、より強いポーカーの役を成立させるわけです。
ここでもオッズは変動し、高くなりすぎる(ほとんど勝ち目のない)ハンドには賭けられなくなったりもします。
上の画像ではハンド6で既に『フラッシュ』が成立しています。
ハンド5は、もう一枚スペードがくれば、やはり『フラッシュ』成立の可能性があります。
この後、2枚のカードがオープンされ、勝敗が決するのですが、ハンド5か6が勝つ可能性はかなり高いでしょう。
確実な勝利を目指すのであれば、ハンド5か6に賭けるべきです。
けれど、ハンド3、4が勝つ可能性もゼロではありません。
高額配当を狙って、ここにベットしてみるという賭け方もあります。
ちなみに、上の画像ではセカンドベットの段階で、ハンド4に1ドルを賭けています。
配当は、ベットした時点でのオッズが適応されるので、もし、このままセカンドベットはしないで、ハンド4が勝った場合、払い戻しは3.81ドルです。
ここでハンド6に1ドルをベットして勝利した場合、払い戻しは1.34ドル、合計ベット額は2ドルなので、0.66ドルのマイナス。
ハンド5にベットして勝てば3.8ドルの払い戻しで、1.8ドルのプラスという事になります。
結果
最後にターンカード、リバーカードがオープンされて、勝敗が決まります。
リバーがスペードの『9』だったので、ハンド5でもフラッシュが成立。
『A』が含まれているので、ハンド5の勝利となりました。
攻略法
ファーストベット
ここで勝利の可能性を高めるには、複数ベットをする意外にありません。
超能力でもない限り、一か所に賭けて当て続けるなんて事はできませんから。
4カ所にベットをし続けたら、どんな結果になるかを試してみました。
4カ所に1ドルずつ、合計4ドルのベットです。
勝てば5.29ドルが戻ってくるので、勝ち続けていれば毎回1.29ドルの利益を得られるはずです。
100ゲームやってみて、結果は65勝45敗、36.86ドルのマイナスとなりました。
どのハンドに賭けるかを工夫したりして、勝率を上げる事ができれば勝機はある気がしました。
流れが良ければ、それなりの利益を得られる可能性はあります。
そして、複数ベットを試すのであれば、やはり四か所へのベットが最も有効でしょう。
三か所へのベットだと、勝率が低くなりすぎ、五か所以上のベットでは、勝っても利益が見込めません。
ただし、稀にこういう事態も発生します。
ハンド2~4までにベットしていて、ハンド2、5、6でストレートが成立。
ハンド2、5の賞金をあわせて10.58ドルの払い戻しを得る事ができました。
コミュニティーカード(共通カード)のみで、優位な組み合わせが成立してしまったので、全てのハンドが勝利しました。
セカンドベット
ここで試したのは最も配当倍率の低い(当たる可能性の高い)ハンドに賭け続けるという賭け方です。
1ドルを最もオッズの低いハンドに賭けて200ゲームプレイした結果、102勝98敗 11.45ドルのマイナスという結果になりました。
このグラフでも明らかな様に、かなりの利益を得られた時間帯もありました。
最終的にマイナスで終わってはいますが、収支は回復傾向にあります。
少なくても極端に負け続ける事は無いはずです。
今回のデータでは、セカンドベットの時点で最も低いオッズだったハンドは約50%弱の確率で勝利しています。
オッズが低いといっても3倍程度の倍率になる事が多いので、勝率を50%程度に維持できれば、それなりの利益が発生します。
ただし、最も低いオッズに賭けるわけですから、一気に大きな賞金を得られる事はありません。
前にも述べましたが、この時点では『どのハンドにも勝利の可能性がある』と考えるべきです。
サードベット
最後のベッティングタイムでは、既に強い役が成立していたり、ほとんど勝ち目の無いハンドがある場合も少なくありません。
この時のオッズはかなり確実性が高く、有利なハンドは2倍以下になっています。
この画面のゲームではハンド1が【K】、ハンド2が【5】、ハンド5が【2】で、それぞれペアが成立しています。
当然【K】のペアに一番低いオッズがついています。
しかし、残りの2枚のカードで【5】か【2】が出れば3カードになりますし、【A】が出ればハンド3で【A】のペアが成立します。
結果は最後に【A】が来て、ハンド3の勝利。
サードベットの時に賭けていれば7.34倍の払い戻しを得られました。
この様に、最後の2枚のカードによって、勝敗がひっくり返る事もあって、そういった時には割と高めの配当が期待できます。
まとめ
ポーカーの知識がなくてもプレイできると述べましたが、やはり知識があった方がより楽しめる事は間違いありません。
特にサードベットの段階では、知識があれば様々な可能性を考える事ができます。
1デッキ(一組)のカードでのゲームなので、場に出ているカードを把握していれば、出やすいカード、出にくいカードを予測する事もできます。
今回は敢えてオッズを判断材料にしてプレイする方法を紹介したのですが、このゲームはリアルなポーカーの駆け引きに近い感覚でプレイする事も可能なのです。
また、それぞれのハンドに付けられたオッズの理由を、プレイしながらでも考えると、ポーカーハンドについての知識が深まっていきます。
メインベットに絞って紹介しましたが、『組み合わせ』や『スート(ハートやスペードなどのマークの事)と色』といった、賭け方もできます。