以前から気になっていた『BIG GAMING社』のライブゲーム『多色バカラ』が予想外に面白かったので報告です。
『BIG GAMING』のゲームへの入り方は『ブルブル』の記事を参考にして下さい。
※今回はジパングでプレイしましたが、他の系列カジノでもプレイできます。
多色バカラとは?
通常のトランプとは違う5色のカードを使ってプレイします。
それぞれの色に1~11までの数字が割り振られています。(【Q】【K】にあたるカードありません)
つまり、11×5で1デッキは55枚。
ゲームでは8デッキ(440枚)のカードが使われます。
基本的なゲームの流れは通常のバカラと同じで、バンカーとプレイヤーにカードが配られ、どちらが勝つかを予想します。
2枚、あるいは3枚のカードの合計値の下一桁が9に近い方が勝ちというルールも、払い戻し倍率が、プレイヤー2倍、バンカー1.95倍というのも、普通のバカラと一緒です。
この画像だとプレイヤーは9-10で「-1」、バンカーは1+3+5で「9」。
普通のバカラなら「9」のバンカーの勝利ですが、多色バカラでは「-1」のプレイヤーの勝利です。
特殊な意味を持っているのは「白」のカードだけで、他の色には特に意味はありません。
普通のバカラと違うのは、この点だけなのですが、これだけでゲームのニュアンスがだいぶ変わってきます。
バカラを頻繁にプレイする人には、特に新鮮に感じられるかもしれません。
ナチュラル「9」や「8」が出てもマイナスカードの存在によって、一気にゲームがひっくり返ったりしますから。
最低ベット額は3ドル
もっと少額のベットが可能ならば、気軽に色々と試せるのですが、BIG GAMING社のライブゲームは基本、一か所へ3ドル以上のベットしか受け付けてくれません。
まずはプレイヤーに3ドルをベットして、ゲームを始めました。
1000ゲーム以上のプレイの果てに…
まずは結果から
データをキチンと録れた1000ゲームちょっとの収支をグラフにしてみました。
バンカーとプレイヤー、どっちが有利か?
このゲームは約50~60ゲームぐらいでカードシューがチェンジされます。
そのワンセットの罫線の例です。
こちらは途中、引き分けを挟んでバンカーの6連勝があったので、赤が目立ちますが、実際はバンカーとプレイヤーの出現数は全く同じでした。
こちらはプレイヤーの勝率が極端に高く、バンカーの倍以上の出現数になっています。
勿論、逆の場合もあるわけで、出目が極端にバンカーに偏る局面も当然あります。
なるべくプレイヤーに賭け続け、バンカーに流れが来たと思った時はバンカーに賭けるか、様子を見る。
これを基本的なベット方法にしました。
その結果が上のグラフの約150ゲームぐらいまでです。
この時点でのゲーム結果の履歴は、このようなものでした。
どちらかに目が偏るのは最大でも4。
ならば、マーチンゲール法が使えるのでは?
※マーチンゲール法の解説はこちら
マーチンゲール法の活用
しかし、最小ベット額は3ドルです。
負けたらベット額を倍にしていくマーチンゲール法では、6連敗すれば次のゲームの賭け金は192ドル。
テーブルリミットは1500ドルですが、9連敗すれば次の賭け金は1536ドルになってしまい、破綻です。
しかし、4連敗なら次の賭け金は、まだ48ドル。
5ゲーム目で確実に勝利できれば損失分を確実に回収できるはずです。
やはり、初期ベット額を3ドルでスタートすると、少しの連敗でもベット額の上昇が大きく、100ドルを超えそうになるとベット額を下げてしまいました。
結果、マーチンゲール法を全く生かす事ができず、損失ばかりが大きくなってしまった訳です。
起死回生・後半戦!
サイドノート活用
サイドノートは勝利した時のカードが2枚か3枚かを予想するサイドベットです。
- 「サイドノート-2」2枚のカード、マイナスの数字での勝利、払い戻し2.5倍。
- 「サイドノート-3」3枚のカード、マイナスの数字で勝利、払い戻し6倍。
- 「サイドノート+3」3枚のカード、プラスの数字で勝利、払い戻し4倍。
- 「サイドノート+2」2枚のカード、プラスの数字で勝利、払い戻し2.5倍。
プレイヤーとバンカーのどちらが勝つかは関係ありません。
メインベットよりも払い戻しの大きい、このサイドベットを上手く使えないかと考えました。
サイドノートだけで勝てるか?
メインベットを捨て、サイドノートだけを予想して賭けるという方法も試してみました。
上手く予想が的中すれば、メインベットよりも高い払い戻しを得られます。
ですが、なかなか当たらない上に、「タイ」になった時は、全く払い戻しがありません。
割とタイが頻繁に出る時間帯もあったりして、サイドノートのみで勝負するのは、かなりリスクが高い気がしました。
プレイヤーベットとサイドノート+2の併用
併用といっても同時に賭けるわけでは無く、基本的にはプレイヤーに賭け続けます。
そろそろバンカーが来るんじゃないかと迷った時に、「バンカー」では無く「サイドノート+2」に賭けるのです。
どちらが勝ったにしても、カード2枚の正数ならば、2.5倍の払い戻しを得る事が出来ます。
もっと配当の高い「サイドノート-3」や「+3」へのベットも試したのですが、なかなか上手くいきませんでした。
集計してみると、今回1007ゲームプレイした中で、カード3枚で決着したのは280回、マイナスの数値で決着したのは376回でした。
つまりカード2枚、正数で勝敗がつく場合が一番多かったという事になり、自分の判断は間違いでは無かったようです。
この数字が今回に限った偏りのあるものなのか、平均値に近いものなのかは分かりませんが、ある程度は参考にして良いものだと思います。
プレイヤーに賭ける時は10ドル。
サイドノート+2に賭ける時は5ドル。
この賭け方に落ち着いた辺りから、収支が上向きに転じました。
だからと言って、絶対に勝てるはずはなく、一つ歯車が狂うと、やはり収支は下がっていきます。
ここぞという時は高額ベットで勝負!
結局の所は自分の勝負勘次第という事になってしまいます。
けれど、ある程度、自分の方針を定めてゲームを続けていると、多少は「流れ」が掴めた気になります。
それで、時には思い切って高額ベットに出たりもしました。
今回は、それが上手くいったので、なんとかプラス収支に持ち込む事ができました。
まとめ
シンプルにプレイヤーかバンカーを毎回予想して賭けても充分に楽しみ所のあるゲームです。
ですが、せっかくなので「サイドノート」を上手く活用すれば、もっと面白い遊び方ができる気がします。
通常のバカラよりも、勝負の「流れ」や、出目の偏りなどが分かりやすい様に個人的には感じました。
それは、今回に限った事かもしれませんし、自分にとって新鮮なゲームだったから、そう感じたのかもしれません。