ジパング系列のイタリア系ライブゲームが面白いと感じているのは、きっと私だけではないはずです。
今回は『ラッキーベイビーカジノ』で、『Italian Cashback Blackjack(イタリアンキャッシュバックブラックジャック)』をプレイします。
目次
ゲーム概要/究極のBJに必勝の秘策はあるか?
勝てなくてもお金が戻る!?
10ドルをベットして、ディーラーのアップカードは「10」、プレイヤーは「19」です。
ブラックジャックの『基本戦略(ベーシックストラテジー)』に従えば『スタンド』を選択する場面です。
ヒットをすればバーストする可能性が高いです。
けれど、画面右下に表示されている「キャッシュバック」を選択すると、9.6ドルが戻ってきます。
時には賭金より多い額にもなりますが、2倍以上になる事はありません
ですが、負けたらゼロです
この時は基本戦略通りに『スタンド』を選択しました。
結果はディーラーが「20」で敗北です。
ベット額より多いキャッシュバックを得られる事も!
ディーラーが「9」、プレイヤーが「9」もしくは「19」、これも基本戦略では『スタンド』が推奨されています。
キャッシュバックの金額は12.5ドル。
2.5ドルだけですが、ベット金額よりも多い金額が返ってきます。
プレイヤーが勝つ可能性も高い場面ですが、もし、ディーラーの伏せてあるカードが「10」ならば引き分けとなり、ベット額が戻ってくるだけです。
スタンドして、2倍の払い戻しを狙うか、確実に12.5ドルを受け取るか、迷うところです。
結果はディ-ラーが「17」だったので、セオリー通りにスタンドしていれば勝っていた事になり、キャッシュバックを選択したのは失敗だった事になります。
少なくても損失を少なくする事はできるはずなんです
サレンダーとの違い
このゲームの仕組みを知って、ブラックジャックに詳しい方なら、【サレンダー】を連想したのではないでしょうか?
【サレンダー】は『降参』という意味です。
その名前の通り、勝ち目がないと判断した時に、ベット額の半分を返して貰ってゲームを降りる事ができます。
更にサレンダーは、プレイヤーに手札2枚が配られ、ディーラーのアップカード一枚が表示された時点で決めなくてはなりません。
選択のチャンスは一回だけです。
それに対して、キャッシュバックは返ってくる金額は変動しますが、プレイヤーがヒットやスタンドを選択できる場面で、何回も選択のチャンスがあります。
実践・キャッシュバック三昧!
結果
- キャッシュバックをした回数:153回
- そのうち成功(キャッシュバックをしなければ払い戻しがなかったゲーム):92回
- 失敗(キャッシュバックをしなければ勝利していた可能性の高いゲーム):61回
- 勝利(少しでもベット額を超える払い戻しを得られたゲーム):100回
- 全く払い戻しを得られなかったゲーム:66回
- 収支:‐217.3ドル
分析と反省
基本戦略ではヒットが推奨されるような場面でも、バーストの可能性のある時は全てキャッシュバックを選択したのです。
その結果、払い戻しは得られてもマイナスが徐々に累積される結果になりました。
このゲームでは、その気になれば、ほぼ全てのゲームでキャッシュバックを得る事が可能です。
もしかしたら、それで勝つことができるかも…という淡い期待があったので敢えてキャッシュバックを多用したのですが、冷静に考えれば、そんな美味しい話があるはずはありません。
後半はなるべく基本戦略に沿ったプレイをして、ここぞと言う時にキャッシュバックを使うという作戦に切り替えました。
ですが、それが裏目に出る事が多く、結果として立て直す事はできませんでした。
適切な判断をしていれば、全く別な結果になっていたはずですから
泣きの10回、捨て身の100ドルベット
払い戻しを得られなかったのは、ディーラーがブラックジャックだった306ゲームだけでした。
10ゲームの内、4回キャッシュバックを使っていますが、実を言うと全部のゲームでキャッシュバックを使わなければ、勝てていた可能性がありました。
ベット額が高額になると、やはり少しでもリスクは回避したいという思いが強く、キャッシュバックに頼ってしまいました。
例えば305ゲーム。
ディーラー「9」、プレイヤー「10」からヒットして、プレイヤー「14」。
スタンドでは勝てる可能性が低い、ヒットすればバーストの可能性が高い。
それで55ドルのキャッシュバックを選んだのですが…
ヒットしていれば、次のカードは「5」でした。
ここでスタンドしていれば「19」。
ディーラーは「17」でした。
勝てるチャンスはあったのです。
ですが、これは結果論です。
この時の『キャッシュバック』選択は間違いではなかったと思います。
キャッシュバックを使った他のゲームも同じで、後から見ると「あの時、ああしていれは勝てていたのに…」と考える事はできます。
しかし、今回の10ゲームについては、自分の判断は間違いではなかったと思えます。
キャッシュバックという選択肢が加わった事で、考える要素が増え、様々な楽しみ方ができます。
ブラックジャックに興味のある方は、一度プレイしてみる価値のあるゲームだと思います。