マーチンゲール法における損切りと損切りラインは有効か徹底検証します!

ポチョムキンです。
今回はマーチンゲール法の損切りについて解説します。
1度でも勝てばそれまでの負けを取り戻すことができるため、マーチンゲール法はシステムベットの中でも圧倒的人気を誇りますが、連敗してしまうと損失がどんどん大きくなってしまうという弱点があります。

それを踏まえて、連敗の途中でベット額をリセットすることでこれ以上損失が大きくならないようにするのが損切りです。
果たしてマーチンゲール法で損切りは有効なのでしょうか。
また、損切りラインと言われる、損切りをするべき連敗数はあるのでしょうか。

本記事ではその点に着目して検証します。

マーチンゲール法の損切りライン解説

損切りとは?

損切りとは、株式投資等で損失を抱えている状態で保有している株式等を売却して損失を確定させることをいいます。
ストップロスとも呼ばれ、株価が下落してその後の回復が見込めない場合に有効と言われています。

マーチンゲール法で損切りを行う利点について

連敗表_1
これは初期ベット額$1でマーチンゲール法を使用し、9連敗した場合のベット額の推移を表したものです。
シングル0のルーレットにおける2倍ベットの連敗確率も記載しました。
9連敗した場合の収支額は-$511になりますが、もし8連敗でやめて損切りをしていたら損失は-$255になり、その差は$256。
損切りの利点はここにあると言えるでしょう。

何連敗で損切りをすると良いのか

マーチンゲール法は連敗数が少ないほど損切りをした場合の損失額は小さくなりますが、何連敗で損切りすると良いのでしょうか。

結論から言うと、マーチンゲール法では損切りはしない方が良いです

株式投資の世界では世界情勢の動向等で株価が今後上がるのか下がるのか予測が可能な場合がありますが、ギャンブルでは勝率が変わることはなく、特に倍率2倍のゲームでは勝率は約50%のため、勝敗を予想することは難しいと言えます。
もし9連敗するとわかっているのであれば、一刻も早く損切りするべきですが、もし勝つことができればそれまでの損失は0になるのです。

マーチンゲール法で損切りがNGな理由

連敗表_1_2

これは先ほどの画像に赤枠を加えたものです。
ベット額の推移とその確率の推移をご覧ください。
ゲーム数が1増えるごとに賭け金は2倍ずつ増え、連敗確率は約2分の1ずつ減少しています。
これは期待値が同じであるということを示しています。

例えば、9連敗の確率は約0.25%、およそ400ゲームに1回起こり、損失額は$511。
そして8連敗の確率は約0.48%で、およそ200ゲームに1回起こり、損失額は$255。

もし400ゲームプレイした場合、9連敗は1回起こる計算のため、9連敗で損切りした時の損失額は$511です。
8連敗で損切りすると、400ゲームで2回起こるため、累計損失額は$510。
つまり、結果はほぼ変わらないということになります。

検証動画ペイアウトグラフ

このグラフはマーチンゲール法の損切りラインについて検証したジパングカジノ研究所の動画から引用させてもらいました。
これは1つのプレイ結果から、2連敗から9連敗までの各連敗数で損切りを行ったと想定してペイアウト率の推移をグラフに表したものです。

このグラフでポイントとなるのは2つあります。

ポイント①

1つは、全てのケースでゲーム数が増えると同じような結果に収束しているということ。
これは、期待値が同じということの証明になり、何連敗で損切りをしても同じ結果になるということを表しています。

ポイント②

そしてもう1つは、大きい連敗数で損切りした方がペイアウト率の変動の幅が大きいということです。
最終的には同じような結果に落ち着くのですが、ゲーム数の少ない状態では損切りした回数によって異なる結果が出ていることは確か。
そして、9連敗や8連敗など、大きい連敗数で損切りをした場合の方が序盤はペイアウト率の高い状態で推移していることがわかります。

これは損切りする連敗数に達しなかったため、ペイアウト率が高かったことを意味していますが、限られたプレイ回数では大きい連敗が起こらないこともあるため、マーチンゲール法を続けた方が良い結果が出ると考えられます。

どうしても損切りが必要な時は

しかし、資金やテーブルリミットの問題もあって、どうしても損切りをせざるを得ない状況もあるでしょう。
そこで今回は所持金$200、初期ベット額$1でマーチンゲール法を使う場合、どういう状況で損切りをするべきかを考えてみます。

なお条件面から考えてプレイゲームはクラシックルーレットジパングカジノ)で実施しました。
クラシックルーレットはシングル0のヨーロピアンスタイルのルーレットで、テーブルリミットは2倍ベットで$500です。
つまり、初期ベット$1の時、9連敗で次回ベット額がテーブルリミットを超えてしまいますが、所持金$200では最大で7連敗まで可能になります。

実践プレイ

50ゲーム目結果

今回はマーチンゲール法の損切りに焦点を当てているため、わかりやすく赤に賭け続けるものとします。
序盤は大きな連敗も起こらず、順調に進んでいました。

画像は50ゲームを終えて5連敗を喫した場面です。
$16を賭けて負けました。

50ゲームを終えて勝敗は25勝25敗。
5連敗が起こる前までは$25のプラス収支でしたが、5連敗で-$6に。
私はここで損切りを行うことにしました。

もし次のゲームで負けてしまうと-$38の収支になり、取り戻すのに時間がかかると判断したからです。
ここでやめておけば序盤の利益はなくなってしまいますが、大きな損失を回避できます。

51ゲーム結果

しかし、次は赤が出て勝ち・・・。
負けを取り戻すチャンスを逃してしまいました。

64ゲーム目結果

次の連敗はすぐにやってきました。
64ゲームを終えて6連敗。
ここまでの収支は-$63で、残高は$137です。

連敗が起こる前の収支は±0。
先ほどのマイナスをようやく取り戻せていたので、ここで引いてまたマイナスにするわけにはいかないと思い、マーチンゲール法を続けることにしました。

65ゲーム目結果

見事勝つことができました。
$128が戻ってきて収支は+$1です。

88ゲーム目

そして収支+$12まで増やすことができていましたが、87ゲーム目で6連敗。
100ゲーム目も近く、そろそろ7連敗が来そうな予感もあり、損切りをすることに。

88ゲーム目結果

しかし結果は赤・・・。
収支が-$50になりました。
このマイナスを少しでも減らすためにゲームを続けます。

153ゲーム目結果

146ゲーム終了時点で収支-$15まで戻すことができましたが、152ゲーム目で6連敗。
次は勝負することにしました。
$64をベットします。

153ゲーム目結果

負けてしまいました。
7連敗で収支は-$142、残高$58に。
ここでこれ以上マーチンゲール法を続けることができないため、終了しました。

結果と考察

153ゲームプレイして、79勝74敗。
勝率51.63%でした。
4連敗2回、5連敗1回、6連敗2回、7連敗1回。

残高推移
この画像は残高の推移を表したグラフです。
青が今回の結果で、赤がもし損切りをしなかったらどうなっていたかを計算したものです。
損切りをしていなければ、最後の7連敗が起こる前の収支は+$79でした。

そして、7連敗後の残高は$152あり、もう1回マーチンを行うことができていました。
次のゲームで勝てたかどうかはわかりませんが、今回の結果では損切りをしない方が良かったことがおわかりいただけると思います。

マーチンゲール法では損切りの判断が非常に難しいです。
どんな状況でも勝率は約50%だということを覚えておくとよいでしょう。

なお今回の検証に使用したジパングカジノは、テーブルゲームの種類も豊富でシステムベットを活用するにはうってつけのサイトです。
テーブルゲームで儲けたいという方にはおすすめのカジノです。

マーチンゲール法の損切に関するおすすめ動画

zipang

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