テーブルゲーム大好き、ポチョムキンです!
今回はプロギャンブラーも使っていると言われている「ダランベール法」を使って、ラッキーカジノのブラックジャックに挑みます。
ダランベール法
ダランベール法の使い方
ダランベール法は倍率2倍のゲームで有効です。
最初にベットする金額を決め、それを1単位とします。
まずは1単位をベットし、負けたら次のゲームは1単位を上乗せした2単位をベット、勝った場合は1単位を減らしてベットします。
勝って収支が±0以上になったら初期ベット単位にリセットし、初期単位で勝ったら次はそのまま1単位をベット。
例えば、3連敗してその後2連勝するとベット単位は【1→2→3→4→3→2】となり上記のようなベット額の推移になるため、ダランベール法は別名「ピラミッド法」とも呼ばれています。
ダランベール法のメリット・デメリット
【メリット】
『ベット額の増減が緩やか』
ダランベール法は負けるとベット額が増えます。
これはマーチンゲール法やココモ法と同じで、負けた時の損失を取り戻すことに焦点を置いたベット方法です。
負けるとベット額が2倍ずつ増加するマーチンゲール法と比較して、ベット額の増加が緩やかです。
そして、勝つことでベット額が減少するため、勝ちが続いている状況では負けによるリスクを減らせるという利点があります。
【デメリット】
『1度ベット額が上がってしまうと下げるのが難しい』
メリットとしてベット額の増減が緩やかと説明しましたが、連敗や負けが多い展開が続いてしまうと、ベット額が大きいまま下がらないという状況が起こります。
倍率2倍のゲームは基本的に勝率が約50%なのですが、厳密に言うと50%を少し切っているため、長くプレイしていると勝ち数よりも負け数が多くなるのです。
ベット額が上がると勝った時の払戻しは大きいですが、負けた時の損失も大きく所持金次第でプレイ出来なくなる事もあるので要注意。
実践プレイ
今回のプレイ方針
今回はラッキーカジノにある「Lucky Blackjack」をプレイ。
CGで作られたアイルランドの妖精レプラコーンをイメージしたディーラーさんが動きしゃべります。
大きな特徴としてテーブルには最大で3名まで着くことができるので、他プレイヤーと一緒にプレイすることがあります。
そういう意味ではライブカジノと言っても良いかもしれません。
今回のプレイでも何回か他プレイヤーが着席することがありました。
ベット額が大きくなると取り返しのつかない状況になるかもしれませんので、損切りを行うことにしました。
損切りを行うベット額は最初の所持金$200の5%($10)。
そしてベーシックストラテジーは最も勝率の高い選択肢を選ぶものです。
詳しくはこちらの記事で詳しく説明していますのでご覧下さい。
実践(初日)
1ゲーム目。
$1ベットで手札16でディーラーの見せ札10。非常に不利な状況です。
ストラテジーではヒット。
合計値26でバースト。
負けたので、次は$2をベットします。(収支-$1)
2ゲーム目は負けて、3ゲーム目。
$3ベットで手札11に対して、ディーラー8。
ダブルを選択し、ベット額を倍にして勝負!
しかし引いたカードが悪すぎたため完敗です。(収支-$9)
ブラックジャックはダブルやスプリットでベット額が倍になりますが、次のベット額には影響しないものとします。
$3ベットで負けたので次は$4ベット。
4ゲーム目も負けて4連敗しましたが、5ゲーム目でブラックジャックが出ました。
$5ベットで$12.5の払戻し。(収支-$5.5)
6ゲーム目。
$5ベットで勝ったので、ベット額は$4になりここで連勝することができました。(収支-$1.5)
次勝つことができれば収支はプラスになります。
7ゲーム目。
$3ベットで勝利して収支が+$1.5になったので、ベット額をリセット。
いきなり4連敗しましたが、その後の3連勝でプラス収支にすることができました。
もし5ゲーム目がブラックジャックではなく、普通の勝ちだった場合は3連勝時の収支が-$1になるので、もう1勝する必要があります。
これは130ゲームまでの収支額の推移を表したグラフです。
赤い丸はベット額$10で負け、損切りを行った部分です。
序盤はプラス収支で推移していましたが、後半は負けが多くなり、2度の損切りで収支額は大きくマイナスへ。
所持金は$115.45まで減りました。(収支-$87.5)
ここまでの勝率は42.74%というかなり低いこともあり、この日はここで終了し翌日にプレイすることに。
実践(2日目)
結果からお伝えすると2日目は徐々に収支を取り戻し、プラス収支に回復することができました。
初日に2回行った損切りが1度もなかったこと、これが一番の勝因でしょう。
最後の方に大きく収支が落ち込んでいる部分があります。
376ゲーム目から9連敗を喫しました。
あと1回負けると損切りしなければならないという状況。
ここまで徐々に収支が回復していたので、負けたくないという気持ちでいっぱいでした。
$10ベットで勝利!
その後3連勝でベット額$6まで下がりましたが、勝ちと負けが交互に来る一進一退の展開!
$6のダブルで敗北を喫し、嫌な空気が流れましたが、その後3ゲーム連続でダブルを選択する展開に!
$7、$6、$5ベットのダブルを3回連続で成功することができ、一気にプラス収支に戻すことができました!
最終的な所持金は$212.45で+$9.5で終わることができました!
勝負を終えて
結果
プレイゲーム数:400
173勝199敗37引き分け(スプリットで多くなったハンドの勝敗も含む)
勝率:約46.51%
収支額:+$9.5
ダランベール法総括
ダランベール法は負けを取り戻すためのシステムベットですが、負けが続くと1度の勝利でそれまでの損失を取り戻すことができなくなります。
そして、勝つことでベット額が小さくなるため、マイナス収支の状況でベット額が小さくなると、マイナスを取り戻すのによい多くの勝利が必要になってしまいます。
しかし、ブラックジャックにおいては良い部分もありました。
それは、ダブルやブラックジャックの成立で、払戻し額が大きくなり、少ない勝利で収支が±0以上になることがあるという点。
ブラックジャックはカードの状況によって勝率が変動します。
ベーシックストラテジーにおけるダブルは有利な時に大きく賭けて大きな払戻しを得ることで、不利な状況で負けが続いた時の損失をカバーしようという狙いもあります。
払戻しが大きくなる場合もあるブラックジャックはダランベール法と相性が良いのではないでしょうか。
最後に、損切りを行わなかったらどうなっていたかを計算してみました。
今回は2日目でダブルやスプリットの成功が多いゲーム展開でしたので、損切りを行わない方がよかったことがわかりました。
所持金に余裕がある場合は、損切りをせず、連敗してもひたすら耐えるべきではないかと思います。
ベット額の増加による収支の大きな下落は驚異的でもありますので、注意しながら使うべきでしょう。